2017年04月26日
「ロープ高所作業」につきまして、事業者には、改正省令に基づき、ライフラインの設置、堅固な支持物への緊結やロープの切断を防止するための措置の実施、安全帯の使用等に加え、作業場所の事前調査とそれに基づく作業計画の策定等作業場所に応じた対策の実施、作業指揮者や作業開始前点検による措置の確実な実施等の基本的な安全確保のための措置を講ずるとともに、ロープ高所作業に従事する労働者への特別教育の実施が義務付けられました。この一方、全国における平成28年のロープ高所作業に係る死亡者数（ビルメンテナンス業）は、１名となっています。このため、改正省令により義務付けられたロープ高所作業に係る基本的な安全確保の措置履行、特別教育の実施について、改めて事業者等に広く周知を行っていただくことが必要といえます。引き続き、ロープ高所作業に従事する者を広く対象として、自主的なパトロール等の安全衛生活動を実施していただき、改正省令で定めた措置の状況等を確認等することにより、ロープ高所作業に係る安全対策を更に推進していただきますようご協力をよろしくお願いします。